妖花忍法帖
作詞?作曲:瞬火
咲き亂れる爛漫(らんまん)の
沁み返る香(か)は 罌粟(けし)の花
密園に蠢(うごめ)く眩暈(めまい)誘う四肢は
熟れ切らない 仄かなる魔性
褥(しとね)に落つる影絵は
振り返る肌 妬け野原
讌(うちあげ)にさざめく愚昧(ぐまい)な欲望を
止められない 高鳴る魔鐘(ましょう)
妖かしの花 亂れ咲く宵(よい)は
魔的で虛ろな悅楽さえ
嗚呼(ああ) 私の羽に垂れた腐れと
然(そ)して淫らな拝謁(はいえつ)に
飲み干されそう
花 散り行く運命(さだめ)に
亂れ舞いて 抗えど
烈しく咲く程 虛しく散り行く
憐れぶ聲も無く
妖かしの花 亂れ咲く宵(よい)は
魔的で虛ろな悅楽さえ
嗚呼(ああ) 私の羽に垂れた腐れと
然(そ)して淫らで嫋(たお)やかな
排泄に押し流される 今も