[ti:エルの楽園 (→ Side:E →)] [ar:Sound Horizon] [al:Elysion~楽園幻想物語組曲~] [00:03.59]私は…生涯彼女を愛することはないだろう… [00:08.72]しかし…彼女という存在は…私にとって特別な意味を孕むだろう… [00:16.62]何故なら…生まれてくる娘の名は…遠い昔にもう決めてあるのだから… [00:22.00] [00:25.74]──そして…幾度目かの楽園の扉が開かれる…… [00:33.37] [00:38.21](Elysion, who ah... Elysion, who ah...) [00:48.68] [00:55.33]白い大地に 緋い雫で 描かれた軌跡 罪の道標 [01:06.96]古びた金貨(コイン) 握りしめたまま 這い擦りながらも 男は笑った [01:18.98]廻るように 浮かんでくる 愛しい笑顔 すぐ其処に [01:24.88]無限の果てに 手を伸ばす様に 扉に手を掛けた [01:29.86]──そして…彼の現実は朽ち果てる…… [01:31.85](Come Down to the Elysion) [01:32.47]少女が小さく 咳をする度 胸の痛みが 春を遠ざける [01:44.40]襤褸い毛布でも 夢は見られる 愛を知った日の 溫もり忘れない [01:56.27]眠るように 沈んでゆく 愛しい世界 水底に [02:02.25]夢幻の果てが 手を招く様に 扉は開かれた [02:07.17]──そして…彼女の現実は砕け散る…… [02:08.06](Come Down to the Elysion) [02:10.24] [02:10.98]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではどんな花が咲くの? [02:16.85]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではどんな鳥が歌うの? [02:22.92]ねぇ…お父様(パパ) その楽園では體はもう痛くないの? [02:28.87]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではずっと一緒にいられるの? [02:36.45]ねぇ…お父様(パパ)… [02:37.05]窓を叩く夜風 弾む吐息 薄暗い部屋 楽しそうな談笑 [02:43.10]虛ろな月明かり 白い吐息 薄汚い部屋 痩せた膝の少女 [02:49.10]幾度となく繰り返される問い掛け 盡きることのない『楽園』への興味 [02:55.03]嗚呼…少女にはもう見えていないのだ 傍らに橫たわるその屍體が… [03:00.18] [03:24.48]「ねえ、お父様(パパ)」 [03:26.06]「なんだい、エル?」 [03:27.37]「明日はなんの日か知ってる?」 [03:29.62]「世界で一番可愛い女の子の誕生日」 [03:33.59]「…私、お誕生日プレゼントは絵本がいいと思うわ…」 [03:36.82](Cross Talk)…男の夢想は殘酷な現実となり [03:42.58](Cross Talk)…少女の現実は幽幻な夢想となる [03:48.51](Cross Talk)…男の楽園は永遠の奈落となり [03:54.55](Cross Talk)…少女の奈落は束の間の楽園となる [04:00.60]…お父様(パパ)── その楽園ではどんな戀が咲くの? [04:06.12]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではどんな愛を歌うの? [04:12.32]…お父様(パパ)── その楽園では心はもう痛くないの? [04:18.18]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではずっと一緒にいられるの? [04:24.37] [04:25.69]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではどんな花が咲くの? [04:31.56]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではどんな鳥が歌うの? [04:37.60]ねぇ…お父様(パパ) その楽園では體はもう痛くないの? [04:43.57]ねぇ…お父様(パパ) その楽園ではずっと一緒にいられるの? [04:50.90]ねぇ…お父様(パパ)… [04:51.67] [04:52.25](Elysion, who ah...Elysion, who ah...) [05:03.85](Elysion, who ah...Elysion, who ah...) [05:21.31] [05:27.42]END