[ti:聖戦と死神 第二部「聖戦と死神」~英雄の不在~] [ar:Sound Horizon] [al:Chronicle 2nd] [00:00.01]聖戦と死神 第二部「聖戦と死神」~英雄の不在~ [00:00.02] [00:00.03] [00:01.74]愚者は問う…鉄壁の王城を捨て [00:04.31]女王は何処へ往くのかと… [00:06.53]賢者は識る…どれ程堅牢な守備を誇ろうと [00:09.85]陥落しない城など存在し得ぬことを… [00:12.64] [00:15.04]プリタニア暦627年『カンタベリーの戦い』 [00:18.87]ハーシファル騎士団長率いる第四騎士団 [00:21.43]ドーバーより上陸した帝國軍第一陣を迎え討ち [00:24.88]カンタベリー平原にて開戦 [00:26.71] [00:27.07]どんな敵も恐れはしない祖國(くに)を護る為に剣を振るえ [00:38.34]胸に気高き女王(クイーン)の薔薇を抱いた同胞(とも)よ [00:45.16]進め我らは<薔薇の騎士団>(ナイツ・オブ・ザ・ローズ)だ [00:49.58] [00:49.90]死をも恐れぬ薔薇の騎士達は彼に続く… [00:57.35]緋い戦場を駈け廻る一條の雷 パーシファルの雷槍(スピア) [01:07.56]進め我らが<薔薇の騎士団>(ナイツ・オブ・ザ・ローズ)だ [01:17.20] [01:28.49]──時は來た!時は來た!(Chrono, Velesa! Chrono, Velesa!) [01:28.95]──時は來た、見よ!ベルガの死神だ!(Chrono, Venies! Vidies! Velesa!) [01:29.26] [01:29.62]帝國暦元年『グラスミアの戦い』 [01:32.29]アルヴァレス將軍率いる帝國軍第三陣 [01:35.56]辺境の地 ホワイトへブンより上陸 [01:37.95]疾風の如く馬を駆り敵陣の後背を突いた… [01:41.87] [01:42.25]殺す相手を愛する者や 祈る者がいることは忘れろ [01:48.46]邪教の使徒は根絶やしにしろ 眼を背けるなこれが<聖戦>だ [01:54.84] [01:55.33]燃え上がる山村 虐殺される人々 [01:58.33]逃げ遅れた娘 追い駈ける男 [02:01.24]馬上で弓を引き絞り 獲物に狙いを定める [02:04.62]放たれた火矢 細い娘の身を掠める [02:08.27] [02:08.30]「シャルロッテ!」 [02:08.34] [02:08.43]転倒した娘 飛び出した男 [02:11.30]娘に振り下ろされた白刃を弾き返す [02:13.76] [02:14.09]動かない娘 向かい合う二人の男 [02:17.61]此方…白馬のアルヴァレス [02:19.52]彼方…黒馬のゲーフェンバウアー [02:21.36] [02:21.49]「武器を持たぬ者に何をするのだ…」 [02:24.87]「小娘といえど邪教の使徒、情けを掛けてやる必要などありわせぬ…」 [02:31.06]「道を踏み外すな目を醒ますのだ…」 [02:34.74]「貴様にだけは言われたくないわ…偽善者、英雄狂、人殺し<ベルガの死神>(アルベルジュ)」 [02:40.88] [02:41.22]「親父はオッフェンブルグで死んだ…兄貴も…弟も…戦友も…皆…」 [02:49.42] [02:49.65]「待て…貴様、帝國を裏切るつもりか…まぁそれも良かろう…<ベルガの死神>(アルベルジュ)よ、 [02:56.69]貴様を殺す男の名を忘れるな、その男の名こそ<ベルガの死神の死神>(ゲーフェンバウアー)だ!」 [03:01.32] [03:01.73]幾度も繰り返される過ち 歴史に何を學ぶ… [03:08.71]奪い奪われてはじめて 気付く闇がある… [03:15.85] [03:16.12]──時は來た!時は來た!(Chrono, Velesa! Chrono, Velesa!) [03:17.47]──時は來た、見よ!ベルガの死神だ!(Chrono, Venies! Vidies! Velesa!) [03:18.78] [03:19.47]狹い山道を風のように駈け抜ける白馬 [03:22.30]馬上には白銀の甲冑の男 [03:25.37]傷ついた娘を抱きかかえたまま南へと疾り去る… [03:28.97] [03:35.01]「ゲーフェンバウアー…世界を憎み呪うかのようなあの眼… [03:40.56]あの男は私だ、私の過去だ…ロッテ…嗚呼…シャルロッテ…私は何と戦えば良い…」 [03:49.65] [03:51.64]~終わり~