[ti:聖戦と死神 第四部「黒色の死神」~英雄の帰郷~] [ar:Sound Horizon] [al:Chronicle 2nd] [00:02.84]聖戦と死神 第四部「黒色の死神」~英雄の帰郷~ [00:03.37] [00:03.85] [00:04.85]アルヴァレス亡命の報は 帝國のみならず [00:07.48]ガリア全土に強い衝撃を響かせ疾った… [00:10.40] [00:10.96]時代は英雄を求め 反撃の狼煙は上げられた [00:14.13]舊カスティリヤ領が 帝國に対し獨立宣戦を布告 [00:17.65]舊ロンバルド領 舊プロイツェン領がそれに続き [00:20.63]帝國內部で高まりつつあった聖戦への反感が遂に爆発 [00:24.62] [00:24.98]アルヴァレスを頼り 軍・民・問わず亡命者が殺到 [00:27.82]更に熾烈な四正面作戦を強いられた帝國は [00:30.85]次第に領土を削られ 國力を疲弊していった… [00:34.16]そして…戦局の流転は 時代にひとつの決斷を投げ掛ける… [00:38.32] [00:39.28]それは…皇帝 聖キルデベルト六世より [00:42.31]プリタニア女王へと宛てられた一通の親書… [00:45.31] [00:51.30]帝國暦四年『ベルセーヌ休戦協定會談』 [00:55.63]帝國領イヴリーヌ ベルセーヌ宮殿 [00:59.64]大理石の迴廊を進む薔薇の女王 [01:02.74]左にはパーシファル 右にはアルヴァレス [01:06.13]柱の陰には招かれざる客… [01:08.62] [01:09.30]黒の教団より放たれし刺客… [01:11.36]死角(刺客)より放たれし時(黒)の凶弾… [01:14.41]嗚呼…歴史は改竄を赦さない… [01:17.12] [01:20.73]凍りつく時間の中を 崩れ墮ちるアルヴァレス [01:28.87]パーシファルの雷槍(ヤリ)が閃き 崩れ落ちるゲーフェンバウアー [01:38.06] [01:38.28]それは…歴史の流れが変わる瞬間だろうか? [01:46.93]それとも最初から全て決められていのだろうか… [01:56.12] [01:58.18]「…先に逝ったのか…ゲーフェンバウアー…人間(ひと)とは全く…哀しい生物(もの)だな…」 [02:04.55] [02:05.11]彼を誘う最期の闇 その中にさえ… [02:08.37] [02:08.80]「嗚呼…朱い…何て朱い夕陽なんだ…シャルロッテ…私は必ず…必ず帰って…」 [02:16.97] [02:23.23]ブリタニア暦630年 英雄アルベール・アルヴァレス [02:28.19]イヴリーヌ(ベルセーヌ)宮殿 にて暗殺者の凶弾に倒れる… [02:32.25]彼の墓碑銘にはルーナ・バラッドが捧げた詩の一節が刻まれた… [02:36.54] [02:44.35]多くを殺し 多くを生かした 多くを悩み 多くを為した <ベルガの同胞>(アーベルジュ)ここに眠ると… [03:12.04] [03:14.53]ガリア全土を巻き込んでなお停まらない大戦 [03:18.96]その終結には…更に多くの血と涙 五年の歳月を要するのである… [03:25.08] [03:35.45]夕陽に染まる丘 寄り添うように並ぶ二つの墓標 [03:41.62]白鴉が凜と羽ばたいて往く 終わらない空の向こうへ… [03:46.96] [03:51.94]~終わり~