[ti:黒の予言書] [ar:Sound Horizon] [al:Chronicle 2nd] [00:-0.30]黒の予言書 [00:00.50] [00:00.70] [00:00.77]幻想物語組曲…クロニクル世界 [00:04.94]それは…歴史を辿る少女と世界の物語 [00:08.75] [00:10.71]詠いたい詩があるんだ…辿りたい途があるんだ… [00:16.25]守りたい丘があるんだ…誇りたい薔薇があるんだ… [00:22.54]収めたい戦いがあるんだ…聴かせたい歌があるんだ… [00:29.04]語りたい航海があるんだ…掲げたい右腕があるんだ… [00:34.47] [00:35.36]どんな時でもボクらは諦めない 歴史の彼方 遠くて近いソラ [00:41.60]キミとの約束 受け継がれる想い 終わらないボクらの系譜(クロニクル)… [00:46.68] [00:47.15]「<黒の神子>(ルキア)よ…私は悲しい…! [00:49.98]君ならば書の真理が理解できると思っていたのだがねぇ… [00:54.86]まぁ良い…歴史を変えられると思い上がっているのなら… [00:59.99]いつでも掛かって御出でなさい…」 [01:02.55] [01:03.48]<黒の予言書>(ブラッククロニクル) [01:05.12] [01:12.48]物心付いた時 母は既に居なかった [01:20.21]仄かな哀しみは 優しい子守唄… [01:25.70] [01:26.01](ボクらの道はどこまでも往けそう) [01:27.68] [01:27.92]生まれてくる前に 父も既に居なかった [01:35.06]確かな憎しみは 激しい戀心… [01:40.72] [01:41.09](何処で見つかる何を裏切る) [01:42.14] [01:42.61]違う星を抱いて 生まれてきたボクらも現在は [01:49.89]同じソラに抱かれてる それなのに…それなのに… [01:56.85] [01:57.56]あの頃ボクらが夢見てた 未來へ駆ける白馬を [02:04.85]追い駈ける影が在ることも 識らなかったボクらを乗せて [02:12.70]疾って往くよ…予言された終焉へと… [02:20.97] [02:21.57]<黒の予言書>(ブラッククロニクル) [02:25.35] [02:27.22]<黒の予言書>(ブラッククロニクル)それは「存在してはならない書物」 [02:32.57]とある予言書崇拝(カルト)教団の施設より押収された [02:35.39]全二十四巻から成る黒い表紙の古書 [02:39.69] [02:40.68]そこに記されていたのは 有史以來の數多の記録 [02:45.26]ある種の整合性を持つ 歴然とした年代記 [02:49.60]それを史実と認めるならば [02:51.86]我らの肯定してきた歴史とは何なのだろうか? [02:55.40] [02:56.35]書の記述は未來にまで及び 一つの相違(しゅし)に [02:59.70]複數の學説(は)を芽吹かせ 蟲惑の論爭(はな)を咲かせる [03:03.88]その最大の論點は 近い未來(さき)この世界が [03:07.85]終焉を迎えるという<史実>… [03:10.79] [03:16.31]何処までが味方で何処からが敵だ? [03:19.23]そこを見誤ると歴史に屠られる [03:22.02]各々で勝手に境界を敷いてる [03:24.87]白地図に刻むは爭いの軌跡だ [03:27.68]嗚呼…狹い…ここは何て狹い世界だ… [03:31.93] [03:32.35]ジャスティス [03:33.64] [03:34.12]敵は全部殺すんだ 盟友よそれで一時安心だ [03:37.30](幸セカイ? 嗚呼…シアワ世界? 死逢ワ世界? ソレデ…幸セカイ?) [03:37.54]けれど味方も敵になるんだ ならば先手打って殺すんだ [03:41.06](幸セカイ? 嗚呼…シアワ世界? 死遭ワ世界? ホント…幸セカイ?) [03:41.36]しかし敵は無くならないんだ だから怯えながら暮らすんだ [03:44.59](幸セカイ? 嗚呼…シアワ世界? 死逢ワ世界? ソレデ…幸セカイ?) [03:44.97]されどそれを繰り返すだけだ それが幸せを摑む途だ [03:48.34](幸セカイ? 嗚呼…シアワ世界? 幸セヲ摑ム途ダ…) [03:48.57] [03:48.85]間違ってる そんな論理は 間違ってるんだ [03:52.76]この世界を 売ろうとしてる 奴らがいるんだ [03:56.48]気付くべきだ 気付いたなら 戦うべきだ [04:00.19]たった一羽 時風に向かう 白鴉のように [04:03.89] [04:04.10]あの頃ボクらが夢見てた 未來へ託した地図を [04:11.41]描き換える影が在ることも 識らなかったボクらを超えて [04:19.25]疾って往こう…予言にない<ハジマリ>へと… [04:27.73] [04:28.25]<黒の予言書>(ブラッククロニクル) [04:31.97] [04:35.10]物心ついた時 母は既に居なかった… [04:38.74]病死だとボクに告げたのは [04:40.86]孤児であるボクを引き取り養育した組織だった [04:44.48]組織には似たような奴らが何人も居た [04:47.23]やがて組織に疑問を抱いたボクらは組織から逃亡した…