[ti:月は無慈悲な白き玉座] [ar:みとせのりこ] [al:月供調 [gIg+]] [00:00.00]月は無慈悲な白き玉座 [00:04.10] [00:07.33]作曲·編曲:Manack 作詞·Vocal:みとせのりこ [00:18.54] [00:19.83]藍碧(らんべき)の夜天(そら) 注ぐ 淡き月光(つきかげ)が紗した夜の窓辺 [00:32.52]映(う)かぶは繊細(ほそ)く 皓(しろ)き橫顔 [00:40.04]凍える夜露は 穢れなき水晶を纏わせる [00:48.91] [00:49.74]夜を統べる銀の冠(かぶり) 神に依りて授かりしもの [01:02.53]気貴きその瞳はただ 満ちて耀(かがや)ける綺羅の如 [01:17.27] [01:18.19]月は靜謐(しず)かなその まなざしで [01:23.82]冷たい闇の垂帳(とばり)を投げかけるの [01:30.75]私は聲もなく 立ち盡くした [01:37.24]ただ 瞳 閉じるだけ [01:44.87] [01:55.52] [02:00.90]幻惑の淵 天に架かる美しき瞳を厭かず見上げ [02:13.76]のばした指は空を彷徨い [02:21.22]希(ねが)いは遠く どんなに嘆こうとも屆かない [02:29.95] [02:30.90]尊きその才と叡智 白き君と讃(うた)われしもの [02:43.78]この身を刺す悲しみさえ 御身耀かす糧となれ [02:58.74] [02:59.33]月は凍てつくその 微笑みで [03:05.21]冷たいアイの言葉を繰り返すの [03:12.15]私は夜の底 跪いた [03:18.64]ただ 月が 照らすだけ [03:25.62] [03:43.31] [04:00.36]月は慈悲なきその 微光(ひかり)以て [04:06.29]無情の真実だけを與え給う [04:13.16]私はひとりきり 立ち盡くし [04:21.50]ただ 淚 流すだけ [04:28.48] [04:37.41] [04:48.79]-終わり-