[ti:知惠の實] [ar:ルルティア] [al:R°] [00:03.48]知惠の實 [00:05.37]Rurutia [00:06.53] [00:08.43]<made by reiu> [00:11.12] [00:12.70]少年はまだ幼すぎて [00:18.60]知恵の実をうまく飲み込めない [00:24.31] [00:24.68]季節たちは 彼を追い越して [00:30.73]取り殘されてうずくまった [00:35.97] [00:37.21]いたずらな視線が削る背中 [00:43.03]銳く細くなるばかり [00:50.44] [00:51.62]仆の躰は鈍く光ナイフ [00:57.99]それでも 誰か 抱いておくれ [01:03.48] [01:09.44] [01:11.56]噎せかえるほどの金木犀 [01:16.86]少年は少女に出遭った [01:22.44] [01:23.60]「可哀想に」と抱きしめられ [01:29.30]「やっと見つけた」と彼は泣いた [01:34.39] [01:35.65]想いを全部口にしたいのに [01:41.36]喘ぐばかりで聲にならない [01:49.11] [01:50.12]仆の喉の奧深く 揺れるリンゴ [01:56.33]この想いごと 剔っておくれ [02:01.99] [02:02.64]仆の躰は鈍く光ナイフ [02:08.62]それでも つよく 抱いておくれ [02:14.13] [02:40.08]想いを全部口にしたいのに [02:45.79]喘ぐばかりで聲にならない [02:53.38] [02:54.63]仆の喉の奧深く 揺れるリンゴ [03:00.80]腐りきれずに 困ったリンゴ [03:06.26] [03:07.13]仆の躰は鈍く光ナイフ [03:13.07]血まみれのままで 抱いておくれ [03:18.55] [03:19.44]仆の喉の奧深く 揺れるリンゴ [03:25.45]生まれかわる日まで 揺れるリンゴ [03:31.10] [03:35.73]end