[ti:花街の母] [ar:千昌夫] [al:] [00:00.46]花街の母 [00:02.64] [00:04.83]作詞 もず唱平 [00:07.06]作曲 三山敏 [00:08.84]唄  千昌夫 [00:11.72] [00:17.39]他人にきかれりゃ お前のことを [00:24.34]年のはなれた妹と [00:31.23]作り笑顔で 答える私 [00:38.07]こんな苦労に キリつけて [00:52.15]たとえひと間の部屋でよい [00:57.72]母と娘の 暮しが欲しい [01:11.06] [01:13.93]いくらなじんだ水でも [01:17.14]年頃の娘のいる左褄(ひだりづま) [01:19.62]住みにくうございます [01:22.36]浮名を流した昔もありましたが… [01:25.69]ああ あのひと [01:27.89]私を殘して死んだ あの人を恨みます [01:31.45] [01:37.40]厚い化粧に 憂いをかくし [01:44.07]酒で涙をごまかして [01:51.42]三味にせかれて つとめる座敷 [01:58.23]あれが子持ちの芸者だと [02:12.37]バカにされても夢がある [02:17.88]それはお前の 花嫁姿 [02:30.76] [02:34.55]女の盛りはアッという間です [02:37.89]若い妓の時代 [02:38.97]もう私はうば桜 [02:42.00]出る幕ないわ [02:43.72]でも もう少し [02:46.11]この花街に私を置いて下さい [02:48.75]せめてあの娘に [02:50.29]いい花聟が見つかりますまで [02:52.71] [02:57.80]何度死のうと 思ったことか [03:04.58]だけど背で泣く 乳呑児の [03:11.28]聲に責められ十年過ぎた [03:18.30]宵に褄とる女にも [03:32.54]きっといつかは幸福が [03:38.02]來ると今日まで 信じて生きた [03:51.42]