[ti:fly] [ar:少女病] [al:偽典セクサリス] [00:00.00]「fly」 [00:04.00] [00:08.00]「ラジオをゼロにあわせて。天使(てんし)の歌聲(うたごえ)が指(さ)し示(しめ)す場所(ばしょ)で、ボクはキミのものになる……」 [00:15.39] [00:18.00]作詞:少女病 [00:21.00]作曲.編曲:ピクセルビー [00:24.00]歌:Lico [00:27.00]聲:沢城みゆき、佐々木加奈 [00:30.00] [00:32.46]凍(い)てついた星空(ほしぞら) 遠(とお)い日(ひ)の雪解(ゆきと)け [00:43.88]蒼穹(そうきゅう)に還(かえ)りゆく 追憶(ついおく)の譚詩曲(Ballad) [00:49.59] [00:49.82]古(ふる)びたラジオを、ただゼロにあわせる [01:01.21]流(なが)れ出(で)る歌聲(うたごえ)は 祝福(しゅくふく)の幻想歌(げんそうか) [01:06.91] [01:07.18]その聲音(こわね)は花(はな)のように その吐息(といき)は霧(きり)のように [01:18.61]たおやかに咲(さ)き誇(ほこ)り 僕(ぼく)らに浸透(しんとう)していく [01:24.60] [01:24.79]この世界(せかい)でたったひとり 生存(せいぞん)する天使(てんし)の血族(けつぞく) [01:36.02]柔(やわ)らかに紡(つむ)ぐ天使語(てんしご)は、はばたくように響(ひび)き渡(わた)る [01:46.72] [01:47.63]繰(く)り返(かえ)す再生(さいせい)は 希望(きぼう)への跡先(あとさき) [01:53.45]地(ち)に空落(そらお)ちるなら この旋律(せんりつ)で迎(むか)えよう [02:01.20] [02:02.11]僕達(ぼくたち)は魅了(みりょう)する 天上(てんじょう)の歌聲(うたごえ) [02:07.90]夕闇(ゆうやみ)に見(み)る幻(まぼろし)は 空(そら)に舞(ま)う白(しろ)い翼(つばさ) [02:15.65] [02:16.54]旋律(Melody)はどこに向(む)かい 消(き)えてゆくのだろう? [02:22.26]最後(さいご)まで聴(き)いていたい。 葉(かな)うなら [02:28.06]現実(げんじつ)と夢(ゆめ)が溶(と)けて ひとつになる瞬間(とき) [02:33.88]僕達(ぼくたち)は、一筋(ひとすじ)の風(かぜ)になる [02:40.06] [02:40.27]『現実(げんじつ)は夢(ゆめ)の中(なか)に。そして幻想(げんそう)もまた、夢(ゆめ)の中(なか)へ溶(と)けてゆく。 [02:44.95]天使(Angel)の言語(ことば)は、銀色(ぎんいろ)の月(つき)に反射(はんしゃ)した。 [02:48.51]優(やさ)しく、ココロの奧底(おくそこ)へ、語(かた)りかけるように……』 [02:52.26] [02:52.60]色(いろ)あせる輝(かがや)き 逝(ゆ)きし世(よ)の面影(おもかげ) [03:04.23]蒼穹(そうきゅう)に還(かえ)りゆく 幻想(げんそう)の蜃気樓(Mirage) [03:09.82] [03:10.45]繊弱(ひわ)やかなセンテイスの指(さ)し示(しめ)した道筋(みちすじ)には [03:21.61]七色(なないろ)に煌(きらめ)いた 虹(にじ)の橋(はし)が架(か)かってる [03:27.25] [03:27.62]すぐにだって飛(と)んでいける この旋律(Melody)の向(む)かう場所(ばしょ)まで [03:38.92]柔(やわ)らかに紡(つむ)ぐ天使語(てんしご)は、誘(さそ)うように響(ひび)き渡(わた)る [03:49.65] [03:50.54]厳(おごそ)かな夕凪(ゆうなぎ)は 終(お)わりへの餞(はなむけ) [03:56.41]世界(せかい)が朽(く)ちるなら この旋律(せんりつ)と迎(むか)えよう [04:04.44] [04:05.04]思春期(ししゅんき)の僕達(ぼくたち)は 天上(てんじょう)の言葉(ことば)に [04:10.87]導(みちび)かれるように高(たか)みへ 羽根(はね)広(ひろ)げ空(そら)を目指(めざ)す [04:18.79] [04:19.46]旋律(Melody)はどこに向(む)かい 消(き)えてゆくのだろう? [04:25.26]最後(さいご)まで聴(き)いていたい。 葉(かな)うなら [04:31.00]現実(げんじつ)と夢(ゆめ)が溶(と)けて ひとつになる瞬間(とき) [04:36.77]僕達(ぼくたち)は、一筋(ひとすじ)の風(かぜ)になる [04:43.10] [04:53.94]「あらゆる場所(ばしょ)で、少年少女(しょうねんしょうじょ)達(たち)が不審(ふしん)な死(し)を遂(と)げていた。 [04:58.15]高所(こうしょ)からの連続(れんぞく)飛(と)び降(お)り自殺(じさつ)。 [05:00.97]まるで空(そら)を飛(と)ぼうとするかのように、背中(せなか)に羽根(はね)があると錯覚(さっかく)したかのように。 [05:07.24]識者(しきしゃ)はその症狀(しょうじょう)を天使病(てんしびょう)と呼稱(こしょう)。原因(げんいん)は、未(ま)だ不明(ふめい)とされる」 [05:15.06] [05:18.97]終わり