[ti:rectitude] [ar:少女病] [al:黎明ローレライ] [00:01.53]「rectitude」 [00:02.53]Lyrics:少女病/Compose&Arrange:ピクセルビー [00:03.53]Vocal:Mitsuki [00:04.53]Voice:名塚佳織,吉野裕行 [00:05.53] [00:06.53]『過去にあった事故の後遺症から、 [00:09.20]余命幾許もない女性。 [00:11.69]目の見えない彼女が [00:13.89]唯一自由に出歩ける広い庭園。 [00:17.52]いつものように木々の聲に耳を傾けていると、 [00:22.54]軽やかな青年の歌聲が耳に飛び越んできた。 [00:27.33]彼は幾つもの國を旅する旅人で、 [00:31.10]森から繋がるこの庭園に [00:33.77]迷い込んでしまったのだという』 [00:35.57] [00:36.80]「ごきげんよう、美しいお嬢さん。 [00:39.32]よろしければ、このまま続けても構いませんか?」 [00:42.51] [00:44.73]靜かな庭園 その中だけが彼女の [00:55.69]想像の及ぶ とても小さな鳥籠のよう [01:06.03]目の見えぬイヴ 夢見るのは 遠い外の世界 [01:16.73]たった一歩が踏み出せない  [01:21.56]恐怖が消せずに…… [01:26.28] [01:27.31]「もし君が心晴れるというなら、 [01:32.77]いくらでも求むままに [01:37.44]旅でみた幾つもの物語 君へと歌うよ」 [01:48.51]目的なく旅をしてきたけれど  [01:54.65]あどけなく微笑むイヴ [01:59.06]ah... 世界巡り君を見つけた。 [02:05.24]この出會い運命だと思えるから―――― [02:13.96] [02:15.21]「君に世界を見せよう。時には歌で、時には言葉で。 [02:20.98]見えないなんてことはないさ……。 [02:22.99]いくらでも描けるだろう? [02:26.69]今、君の頭の中に広がったもの。それが、世界だ」 [02:31.03] [02:34.19]彼女の屋敷で、新たな季節迎えて [02:44.72]いつしか二人は 心確かに惹かれあった [02:55.22]「私のために旅をやめてここにいてくれるの?」 [03:05.86]不安隠せず問う彼女に 笑って答える [03:14.97] [03:16.16]「もし君が一緒に行くというなら、 [03:21.92]もう一度旅するだろう」 [03:26.45]でもねほら思うんだ。  [03:32.56]ここにきてイヴに出會うため [03:37.86]僕に旅をしてたのかもしれない  [03:43.99]だからずっと傍にいて [03:48.11]君のための歌、歌い続けよう。 [03:54.68]季節が何度変わっても―――― [03:59.36]二人に殘されてる時間は多くないと知っても…… [04:12.99]閉ざされた庭園で、婚約を誓い支え合った [04:25.12] [04:26.75]『けれど、イヴに最期が訪れるのは [04:30.35]あまりにも唐突だった』 [04:33.18]「あなたの優しい聲が好き。 [04:35.61]柔らかな笑顔で歌ってくれていたのでしょう」 [04:39.82] [04:41.90]『イヴはそういって、視力をなくしたまま [04:45.63]青年の顔をみることも葉わずに [04:48.07]この世を去ることを嘆いた。 [04:50.79]青年はただ落ち込んだ。 [04:53.81]やがて、旅の途中で聞いた物語を思い出す』 [04:57.96] [04:59.77]「どこかにあるという"死者に會える場所" [05:03.35]そこにいけば、きっともう一度イヴに會える」 [05:07.64] [05:10.28]「まだ、聞かせたい物語は無數にある。 [05:13.79]ずっとずっと、 [05:16.40]隣で寄り添っていても足りないくらいに――――」 [05:19.34]