[ti:あの街が見える丘で ~雲バージョン~] [ar:森山直太朗] [al: ] [offset:500] [00:00.00]森山直太朗 - あの街が見える丘で ~雲バージョン~ [00:04.60] [00:06.60] [00:08.60] [00:10.60] [00:12.60]どうせいつかは土に還ると [00:17.10]出鱈目(でたらめ)ばかりの人間様が宣(のたま)った [00:21.36]塞(ふさ)ぎ込んだこの目が零れ落ちた [00:28.39] [00:30.58]どうにもこうにもならないことが [00:35.63]まるで秋深い日の果樹園の葡萄のようになっている [00:40.37]紫色の粒があなたにも見えるなら [00:48.48] [00:49.29]あの街が見える丘で [00:54.15]僕は大きな旗を振っているよ [01:00.18]天國まで続く道を探すため [01:07.87] [01:10.47]しがみついても振り落とされた [01:14.91]狂おしいほど他人(ひと)の泣き聲が耳に付いて [01:19.88]素敵と言われる絵畫さえも目障りだ [01:28.80]タ日が海に沈んだ日 僕の傍らで [01:33.62]あなたの涙が [01:34.57]洪積世(こうせきせい)の化石になってしまったんだ [01:38.42]行き場のない思いやりが羽をつけたから [01:47.39] [01:47.78]あの街が見える丘で [01:52.67]僕は小さな聲で泣いているよ [01:59.04]天國まで響く鈴を鳴らすため [02:07.04] [02:36.97]いつになっても変わらないことを [02:41.88]觸角をなくした一文字■蝶(いちもんじせせり) [02:43.99]のように捜し回っている [02:46.52]真理と呼ばれる決まり [02:48.27]きったシナリオを笠(かさ)に着て [02:53.69] [02:55.81]回り続ける方位磁石の針を指で止めて [03:00.59]澄み渡る空へ途方もなく歩き続けるとしよう [03:05.33]束の間だとしてもあなたの未來が [03:08.69]そこにあればいい [03:14.32] [03:14.69]あの街が見える丘で [03:19.45]僕はのどかな日々を謳(うた)っているよ [03:25.44]天國さえ霞む風を浴びるため [03:33.12] [03:35.67]いくつもの眠れぬ夜を抱え 僕は行くのだろう [03:40.96]喜びと言い換えられるような [03:42.25]悲しみを轍(わだち)に殘し [03:45.07]名もなき花はやがて 枯れ果てた [03:51.86] [03:54.35]そうそう、過ちはいつの日も繰り返される物だから [03:59.85]傷付いた心でも生きられるだけ生きてみようと思う [04:03.82]そんな決意が蓄積し 黃昏になるのだろう [04:11.94] [04:13.01]あの街が見える丘で [04:17.91]僕は靜かな歌を聴いているよ [04:24.04]天國へと宛てた手紙を出すため