[ti:闇に降る雨] [ar:椎名林檎] [al: ] [offset:500] [01:05.21]余りの暑さに目を醒まし [01:08.85]さっき迄見ていた夢の中 [01:12.40]東西線はあたしを乗せても [01:16.06]新宿に降ろしてくれなくて [01:20.22]辿り着けない [01:22.95]此処に欲しい腕や髪や首筋 [01:27.55]貴方の嫌う生溫い雨に濡らされてゆく [01:38.46]貴方に降り注ぐものが [01:40.94]譬え雨だろうが運命だろうが [01:45.48]許すことなど出來る訳ない [01:49.05]此の手で必ず守る [01:52.75]側に置いていて [01:58.50] [02:11.06]天気予報が外れてばかりの [02:14.77]毎日が見させた噓の闇 [02:18.35]高揚も時めきも溜め息も消耗し [02:23.41]やがて失くなりそうで [02:26.15]招きたくない [02:28.82]空々しい土の香や向日葵の [02:33.54]すぐにも迎う馨(かぐわ)しい [02:38.61]絵畫と化する日など [02:44.32]貴方を知り盡くすことが譬え [02:47.74]可能だろうが不可能だろうが [02:51.32]満たされる日が來る筈もない [02:54.99]身體が生きている限り [02:58.65]側に置いていて [03:04.23] [03:46.28]貴方に身を委(まか)すことが譬え [03:49.96]危険だろうが安全だろうが [03:53.64]留め金などが在る筈もない [03:57.27]全て惜しみなく挙げる [04:00.96]貴方に降り注ぐものが譬え [04:04.59]雨だろうが運命だろうが [04:08.23]許すことなど出來る訳ない [04:11.91]此の手で必ず守る [04:15.57]側に側に置いていて