1. vvLyrics
  2. Sound Horizon
  3. 聖戦と死神第3部「薔薇與死神」 ~歴史を紡ぐ者~

Sound Horizon 聖戦と死神第3部「薔薇與死神」 ~歴史を紡ぐ者~ LRC歌詞

下載聖戦と死神第3部「薔薇與死神」 ~歴史を紡ぐ者~LRC歌詞

聖戦と死神第3部「薔薇與死神」 ~歴史を紡ぐ者~
作詞:Revo/作曲:Revo/編曲:Revo/
「Chronicle 2nd」收錄
歌:Sound Horizon
製作:朧.水銀:406781179
「此処は何処なのかしら?私は確か…追われ…矢を射られ…倒れたはずだったわ…」
「気付いて良かった、大丈夫かい?
私の名はアルヴァレス、君達の村を襲った軍隊の指揮官…
だったのだが…今ではもう追われる身だ…からと言っても…言い訳に過ぎぬ…私が憎いかい?」
「えぇ…憎くない…と言ったら噓になるけれど…助けてくれた貴方のこと、私は信じたい…」
「私はベルガ人(ベルジュ)なのだよ…
亡國の仇を取る為、舊フランドルへ身を寄せた<異邦人>(アルベルジュ)
この意味が解るかい…お嬢さん?この手はもう取り返しのつかない程に汚れている…」
「最初は怒りからプロイツェンを…
次に異國での居場所を確保する為ロンバルドを…
そして己の願望を満たすという目的の為に、カスティリヤを滅ぼした…」
「今でも目を閉じると、鮮やかに浮かんでくる風景がある…
私にはどうしても取り戻したい場所があったのだ…
そんな私に當時のキルデベルト六世陛下は約束してくれた…」
「國をあと一つ…例えばプリタニアの征服を條件に…
ベルガの獨立自治権を許すと…私は他人の國を売って…自分の國を買い戻そうとしたのだ…」
「私はそんな愚かな男なのだよ…」
「そう…そんな愚かな男なら、私がここで殺してしまっても構わないわね?」
「あぁ…好きにするが良い…私は取り返しのつかない過ちを犯してしまった…」
「馬鹿!それでは何も解決しないじゃない…貴方はそれで満足かも知れない…
でも貴方の仇を取ろうとする者が現れないとは限らない…その論理が繰り返し悲劇を生んでいるのよ…」
「取り返しのつく歴史なんて一つもないの、だから尊いの、だから私達は新しい歴史を創ってゆくの…
愚か者とは…過ちを犯す者のことじゃない…過ちと知ってなお、正そうしない者のことをいうのよ…」
「…ねぇ…そうでしょう?」
「お嬢さん…君は強いな…」
「えぇ…そうよ…私は強いわ、この國の未來を背負っているんだもの…」
「この國の未來?プリタニアの女王は若い娘だと聞いていたが…まさか…君が…!」
「ローザ?;ギネ?;アヴァロン…そう…私がこの國(プリタニア)の女王よ…
黙っていて御免なさい…でも解って欲しいの…アルヴァレス將軍…私は貴方を信じます…」
「これは…女王陛下とは露知らず、數々の非禮を…」
「お願い!畏まらないで、私はそういうの好きじゃないの、私のことはローザで良いわ…」
「それにしても貴方があの有名な「ベルガの死神」(アルベルジュ)とはね…
…想像していた像と隨分違うわね、熊のような大男だと思っていたのに…」
「…でも<ベルガの死神>(アルベルジュ)はやめた方が良いわね…
この國では流行らないわ…プリタニア風に言うと…
そうね、<ベルガの暴れん坊>(アーベルジュ)かしら…
そっちの方がずっと素敵よ…ねぇ…そうしなさいな…?」
「何?さっきから女性(ひと)の顔をそんなに見つめて…」
「いや…最初に貴女(あなた)を助けた時、ある女性に似ていると思ったのだが…」
「思ったのだが?」
「…今にして思うと全然似ておらぬ…」
「なにー?!」

ウインダミアの湖畔を白い風が駈け抜けて往く…
トリストラム騎士団長率いる第六騎士団が衛る地
ランカスターへと…

~終わり~

Download 聖戦と死神第3部「薔薇與死神」 ~歴史を紡ぐ者~ LRC Lyrics