玉響のしずく
(劇場版 舞一夜)
歌:橘友雅(井上和彥),永泉(保志総一朗)
語り:多梨史(櫻井孝宏)
(二人) さらさら金色に さらさら銀色に
織り成す あやもうよ 幾千の雨
さらさら導かれ さらさら誘われ
織り成す 來いもうよ 玉響のしずくよ
(櫻井) 降りしきる雨の水をくぐるように そなたに出會ったのだ
それを人は運命と呼ぶのだろうか
同じ瞳をしている 行き先を見失った瞳だ
そう 道に迷った幼子のように...
(保志) 遙かなる-
(井上) 時を越えて會う 二つの鼓舞ねよ
(保志) 遙かなる-
(井上) 時をさすらう 迷い子
(二人) さらさらその胸に さらさらこの胸に
(櫻井) 雨が文を書くように 何かを伝える
(二人) あなたに會いたくて あなたを知りたくて
彩る 來いもうよ 玉響の涙よ
(櫻井) 楽の調よりに美しいのは 雨の目色かも知れない
時に激しくて、時に悲しくて 目を見つめるようだ
そなたの隣に居る ココロの琴線をカナベル音は
そなたのように優しい
(保志) 遙かなる-
(井上) 風の増えにまう 二つのこのたよ
(保志) 遙かなる-
(井上) 風をさまよ まよいよ
(二人) さらさらその胸に さらさらこの胸に
色づく夢もうよ 幾千のよる
(櫻井) そなたの聲は私の名前を呼んだとき、すべての苦しみは 深く封印されるのだ
(井上) 架空のたわぶれに 波紋の葉かなせに
貴方を重ねて 哀愁を知る
(保志) かしんの微笑みに すいんどきらめきに
貴方を重ねて そうこうふくしい
(櫻井) そなたに抱きしめられ 私は光となる
(二人) 織り成すあやもうよ 幾千の時
さらさら導かれ さらさら誘われ
織り成す來いもうよ 玉響のしずくよ