<掌の海>
さよならといわれたあさに
このせかいいろあせていた
いつのひかとどけてくれた
はなだけがあかくそまるよ
さよならといわれたあさに
このせかいおとがうすれた
いつのひかきかせてくれた
おとだけがかすかにひびく
おしえてよあめわかわになり
どこまでながれていくの
ひとのなみにながされながら
あふれだすこのなみだ
てのひらのなかでうみになる
もういちどうまれなおして
あたたかいあなたのむねで
ゆめをみるそのひとよりも
いつのひかかがやいてみせる
~~~
おもいでわいつかすなになり
かぜにさらわれてゆくよ
ひとのなみにながされながら
とまらないこのなみだ
てのひらのうみがあふれだす
もういちどうまれなおして
あたたかいそのてのひらを
にぎってるそのひとよりも
いつのひかかがやいてみせる