だれもいない部屋にもどれば
そっとため息ついていたよ
別に心 つかれてる訳じゃないさ
ゆっくりと自分に 戻る準備
人は誰もみな 少しだけ
秘密を抱いて 歩いてる
そうさ大切な人にさえ
言ってない 言えない
言葉かくして 笑ってみせるのさ
あの古いオルゴール
開いたけど默ったままで
僕の記憶の中 切なく響いて
ひとりで見てる
鏡にうつってる その顔
透明な仮面をはずし 「オヤスミ」と言った
太陽はいつでも素顔を
ほんとのまま てらし出すから
君はすでに知っているかもしれない
憎らしい態度 いつもの準備
ひとは誰もみな透明な
仮面かぶって 守ってる
一度傷をつけてしまえば
直せない 消えない
そう決めつけて 悩んでしまうのさ
指先でオルゴール
なぞっと そして蓋を閉じた
朝になれば夢は 終わってるものさ
みんなが見てる
だからさっきまでの自分に
透明な仮面をつけて 「サヨナラ」と言った
ひとりで見てる
ほんとは気がついて欲しくて
透明な仮面がそっと こわれ始めてる