「空蟬挿話」
作詞.歌:片霧烈火
作曲:橋本鏡也
編曲:花輪直彌
夕暮(ゆうぐ)れ色(いろ)森(もり)の中(なか)
ひと夏(なつ)の命(いのち)この歌(うた)に乗(の)せて
熱(ねつ)を孕(はら)む風(かぜ)は優(やさ)しく 高(たか)い空(そら)へ還(かえ)ってゆく
時(とき)に流(なが)れ変(か)わることなく 過去(かこ)や未來(みらい)すべて越(こ)えて
「こないだから元気(げんき)がないね、どうしてかな」聞(き)きたいけど
あの夕日(ゆうひ)が赤(あか)すぎるから 僕(ぼく)らふたり羽根(はね)を広(ひろ)げ
夏(なつ)の中(なか)に木霊(こだま)する
優(やさ)しい君(きみ)の聲(こえ)を聞(き)いたよ
だから僕(ぼく)も応(こた)えよう
いつかの運命(うんめい)に負(ま)けないように
「どうしたって超(こ)えられなくて、少(すこ)し悲(かな)しい」呟(つぶや)いては
寂(さび)しそうな笑顔(えがお)浮(う)かべた 君(きみ)のことが好(す)きだったよ
いつかどうか教(おし)えてね
君(きみ)のカナシミやツライコトや
きっとどうしようもない
心(こころ)の暗(くら)い影(かげ)でさえも僕(ぼく)は---
約束(やくそく)しよう何時(いつ)までも
空(そら)と大地(だいち)の狹間(はざま)で
戀(こい)と熱(つね)に浮(う)かされて
君(きみ)とふたり最後(さいご)に抱(だ)き合(あ)おう
大地(だいち)の上(うえ)寢転(ねころ)んで
訪(おとず)れる闇(やみ)へと抱(いだ)かれながら
ずっと ずっと ずっと ずっと...
終わり