ゆいこ 過ぎ去り往く暦 LRC歌詞
過ぎ去り往く暦
Vocal. ゆいこ
Album. 蓬萊姫譚
流れていく 景色に似た
通り過ぎて気づかないまま
後に殘る破片は 棘のように
収まらない 熱のように
思い出して冷めてくれない
胸を焦がす痛みを 捨てられない
觸れられたら 手が屆けば
その腕さえ絡めていたら
剝がれていく不安を 押さえつけ
確かめれば 信じ切れず
取りこぼしたアクは増えてく
濁り出した想いを 誤魔化して
追いかけられないなら 追わないままでもいい
通り過ぎ忘れ去る 景色のままでいいから
越えられない行き先へ向かって
辿り着く事さえ出來ずに
それでも傍らを彷徨う
殘された空白を満たして
通り過ぎた景色のように其処にいるから
振り返らないままで 行き先を告げないで
置き去りの私を殘さないで
通り過ぎただけの私を
刺さったままの破片のように
痛みのように殘さないで
それでも傍らを彷徨う
お互いに欠けたままの空白
まるで寄り添う影のように
ただ在り続ける二つのように