「虛空奏でし詩」
作詞.歌:霜月はるか
作曲.編曲:MANYO
さざめく真晝(まひる)の星(ほし) 靜(しず)けさ穿(うが)つ一滴(ひとしずく)
震(ふる)え立(た)つその波(なみ)は ゆらり流転(るてん)にのまれて
焼(や)き付(つ)く緋(あか)の標(しるし) 揺(ゆ)り籠(かご)を失(な)くした君(きみ)は
唯(ただ)望(のぞ)む溫(ぬく)もりが すべての終焉(おわり)と知(し)らずに
咲(さ)かせた花(はな)はいつしか枯(か)れゆく
嘆(なげ)きの雨(あめ)に打(う)たれ何(なに)を想(おも)うの
交(まじ)わる時(とき)は清(さや)か 霧(きり)をも晴(は)らし示(しめ)すだろう
光(ひかり)棲(す)むこの大地(だいち) 眠(ねむ)る翼(つばさ)の果(は)てさえも
ざわめき遠(とお)い街(まち)を 硝子(がらす)越(こ)しに映(うつ)したまま
風(かぜ)を待(ま)つ者(もの)の瞳(め)に 何(なに)を真実(こたえ)は見(み)えない
薄闇(うすやみ)たたえる森(もり) 閉(と)ざす祈(いの)りは絶(た)え間(ま)なく
土煙(つちけむ)るその陰(かげ)に 少女(しょうじょ)の心(こころ)隠(かく)した
偽(いつわ)りの夢(ゆめ)いつしか醒(さ)めても
時(とき)は確(たし)かに永久(とわ)を奏(かな)でる吟遊詩人(バルド)
交(まじ)わる道(みち)は遙(はる)か 青(あお)い空(そら)へと続(つづ)くだろう
闇(やみ)抱(いだ)くこの大地(だいち) 守(まも)る翼(つばさ)を背(せ)に行(ゆ)く
終わり